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廻り階段の造り方
側板を使った廻り階段の墨付けです。(定規作り)
今回の階段は5段です。元々6段で廻っていた階段でしたが
急勾配なので緩やかにしたいとの要望で、5段で計画しました。
天井や周囲の兼ね合いでギリギリの段数です。
4分ベニヤを使って開口寸法に収まるよう、幅奥行きの墨を打ちます。
ちょっと見ずらいと思いますが、5等分の墨は、
中心から約60㎝以内の位置で均等になるように墨を打ってます。

図で解説するとこんな感じですか。
円周率の計算で半径X3.14÷5でだしても良いのですが、
これは、差し金を使って出してます。
その方が半端な数字がでなくて済むし測り易いです。
尺貫法の差し金で、表目に通常尺、
裏に角目尺と丸目尺が表示されている物を使います。
まず、中心から丸目の6尺の位置で円を書きます。(約60センチ)
の位置6÷5=1.2ですから、差し金の表目で1尺2寸です。
その位置に印を付け墨を打っていくのですが、中心部分を見ると
少しズレているのが分かると思います。廻り階段の場合、
蹴込みの位置が重要になってきますので、
蹴込み板に変な隙間ができない位置で墨を出します。
5段目の階段で説明すると蹴込みが半柱の角にあたるように
墨付けしてるのが分かると思います。
図の点線が蹴込みの位置です。
踏み板を作る際は、こういった定規を利用すると正確に作れます。
2段目に示してる感じで、実線から点線までが踏み板の幅です。

中央の半柱です。この延長が手摺りになります。
墨通りに切欠いてあります。
この部材は宙に浮いた状態になるので床からの
寸法を測る必要はありません。

予め作っておいた側板の設置です。
この段階では、廻り階段部分のみです。

下の段から踏み板を設置します。
その方が微妙な調整をしやすいです。

踏み板は幅があるので途中で継がないといけません
継ぎ手の小口は予め溝を掘っておき、栓を差し込みます。

3段目まで完成です。

全て設置完了です。
5段目の側板を切欠いてあるのは下の天井が掛ってくるためです。
通常は300㎜の集成材がそのままつながってます。

中心の半柱です。
それぞれ所定の位置に収まってます。

裏から見た写真です。蹴込みの位置が分かると思います。
数十年も前ですが当初作った時は、この蹴込みの位置を
計算せず踏み板の位置だけを気にした為、半柱に掛る収まりが
悪くなってしまい途中で治した経験があります。
今回の階段は5段です。元々6段で廻っていた階段でしたが
急勾配なので緩やかにしたいとの要望で、5段で計画しました。
天井や周囲の兼ね合いでギリギリの段数です。
4分ベニヤを使って開口寸法に収まるよう、幅奥行きの墨を打ちます。
ちょっと見ずらいと思いますが、5等分の墨は、
中心から約60㎝以内の位置で均等になるように墨を打ってます。

図で解説するとこんな感じですか。
円周率の計算で半径X3.14÷5でだしても良いのですが、
これは、差し金を使って出してます。
その方が半端な数字がでなくて済むし測り易いです。
尺貫法の差し金で、表目に通常尺、
裏に角目尺と丸目尺が表示されている物を使います。
まず、中心から丸目の6尺の位置で円を書きます。(約60センチ)
の位置6÷5=1.2ですから、差し金の表目で1尺2寸です。
その位置に印を付け墨を打っていくのですが、中心部分を見ると
少しズレているのが分かると思います。廻り階段の場合、
蹴込みの位置が重要になってきますので、
蹴込み板に変な隙間ができない位置で墨を出します。
5段目の階段で説明すると蹴込みが半柱の角にあたるように
墨付けしてるのが分かると思います。
図の点線が蹴込みの位置です。
踏み板を作る際は、こういった定規を利用すると正確に作れます。
2段目に示してる感じで、実線から点線までが踏み板の幅です。

中央の半柱です。この延長が手摺りになります。
墨通りに切欠いてあります。
この部材は宙に浮いた状態になるので床からの
寸法を測る必要はありません。

予め作っておいた側板の設置です。
この段階では、廻り階段部分のみです。

下の段から踏み板を設置します。
その方が微妙な調整をしやすいです。

踏み板は幅があるので途中で継がないといけません
継ぎ手の小口は予め溝を掘っておき、栓を差し込みます。

3段目まで完成です。

全て設置完了です。
5段目の側板を切欠いてあるのは下の天井が掛ってくるためです。
通常は300㎜の集成材がそのままつながってます。

中心の半柱です。
それぞれ所定の位置に収まってます。

裏から見た写真です。蹴込みの位置が分かると思います。
数十年も前ですが当初作った時は、この蹴込みの位置を
計算せず踏み板の位置だけを気にした為、半柱に掛る収まりが
悪くなってしまい途中で治した経験があります。

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